マルチセクター・アプローチでビジネスに 味の素のガーナ栄養改善プロジェクト

2013 / 10 / 1 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa

Burundi Nutrition
photo by European Commission DG ECHO

生まれてから最初の1000日の栄養が、
今後の健康状態に最も大きな影響を及ぼす―

ここに注目し、自社のアミノ酸技術を活かして
現在味の素が取り組んでいるソーシャルビジネスが、
ガーナでの乳幼児の栄養改善プロジェクトです。


http://www.ajinomoto.com/jp/activity/csr/ghana/#

食品やアミノ酸のこれまでの研究成果を元に、
必須アミノ酸の1つであるリジンをベースにした
栄養サプリメントKoko Plusを開発。

現地の伝統的な離乳食Koko(発酵コーンのおかゆ)に
振りかけて食べられるようにし、
家庭で簡単に取り組める効率的な栄養改善の方法として
注目を集めています。

現在、栄養改善は国際的なアジェンダです。

ミレニアム開発目標の1つであり、
2012年のデンマークのシンクタンクである
コペンハーゲン・コンセンサスセンターによる報告では、
最も費用対効果が高い社会課題への投資としています。

国際的にもマルチセクターで
栄養改善に取り組むネットワーク
SUN(Scaling Up the Nutrition)が設立され、
各国で取り組みが進められています。
http://scalingupnutrition.org/

元々100周年事業として始まったこの取り組み。

ガーナや米国の大学・研究機関、
援助機関のJICAやUSAID、NGOのCAREやPlanなど
現在は11のパートナーと連携して活動を展開しています。

ビジネスを通じて貧困改善・MDGsの目標達成に取り組む
「ビジネス行動要請(Business Call to Action)」にも最近加盟し、
2017年までに20万人の子どもたちの栄養改善に
貢献することを目指しています。

Japanese Food Giant Ajinomoto Co. Joins the BCtA to Expand Nutritional Options in Ghana
http://www.businesscalltoaction.org/news-highlights/2013/09/japanese-food-giant-ajinomoto-co-joins-the-business-call-to-action-to-expand-nutritional-options-in-ghana/

1社では成立しないビジネスを、
研究開発、生産、教育、流通の各過程で様々なパートナーと
協力して取り組むことで、ビジネスとして成り立たせる。

ソーシャルビジネスを展開していくためには、
企業にはこうしたノウハウも求められていきます。

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