General Millsも宣言 2020年までに原材料上位10品目を持続可能に調達

2013 / 9 / 28 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa

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温室効果ガス排出や水、人権などの観点から
特に注目が高まっているサプライチェーンにおけるリスク。

「ビジネスの競争力の源泉は良質な原材料を
いかに確保できるかにかかっている」

とGeneral Mills(ゼネラルミルズ)の副社長が語っているように、
食品企業では、いかに持続可能な形で原材料を調達していくかが
今後の成長を左右するカギになります。

世界的な食品メーカーであるGeneral Millsは9月、
2020年までに原材料の上位10品目を持続可能な形で調達する、
という宣言を発表しました。

General Mills commits to sustainably source 10 priority ingredients by 2020

対象は購入している原材料の50%を占める上位10品目。

・オート麦
・小麦
・コーン
・乳製品
・繊維包装材
・カカオ
・バニラ
・パーム油
・サトウキビ
・テンサイ

同社の環境負荷のうち、直接の事業範囲外、
農業部分が温室効果ガス排出の2/3、
水利用の99%が発生しているため、
原材料調達に取り組むことは環境に対する責任を果たす上でも
非常に重要であるとしています。

ここでの「持続可能な形で」の定義は、
NGOや業界の環境フレームワークを基準に、
継続的に改善されている地域から、
または環境破壊につながるとされている地域以外から
調達することとしています。

着手したのは、2011年から。
WWFと協力して、人権や水質への影響、水利用、
土壌流出、温室効果ガス排出などの観点から
サプライヤーのリスク分析を実施。

環境・社会への影響が大きい10品目を特定し、
それぞれに対して戦略を構築した後、
パイロットプロジェクトに取組んでアプローチを修正しつつ、
業界全体とベストプラクティスを共有しながら
取組みを進めています。

同様の取組みは、以前ご紹介したユニリーバでも進められています

2010年に調達方針を宣言して以降、
2020年までに14品目を100%持続可能な形で調達することを目指し、
現在36%まで達成していると発表しています。

1社だけでは取り組めない、非常に大きな課題。
だからこそ、どのように影響力を行使し、パートナーと協力して、
長期的な視点を持って、進捗を管理し取組みを進めていくのかが
とても重要になってきます。

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