グリーンウォッシュ規制の動き ブラジルでも

2013 / 6 / 27 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa

先日、2冊の報告書が手元に届きました。

京都のNPO環境市民さんが発行する、
グリーンウォッシュに関する海外調査報告書です。

米国、英国、オーストラリア、フランス、スウェーデンと
各地の取組みを調査されているのですが、
その中で以前ご紹介したフランスの取組みについて
取り上げていただきました。

日本でも少しずつ知られるようになってきたグリーンウォッシュですが、
上記の調査対象となっている国以外でも、
規制の動きが出てきています。

たとえばブラジルでは、
CONAR(Conselho Nacional de Autorregulamentação Publicitária、
広告自主規制のための国家委員会)

が2011年に広告ガイドラインを改定し、
グリーンウォッシュに関する項目を追加しました。

Conar define normas para combater “greenwashing” na propaganda (ポルトガル語)
http://www.akatu.org.br/Temas/Sustentabilidade/Posts/Conar-define-normas-para-combater-greenwashing-na-propaganda-

そこでは注意すべき項目として、
以下のようなポイントが挙げられています。

●正確さ・・・一般的な描写や曖昧さを避け、
正確・適確な情報を提供すること

●真実性・・・真実で証明可能な情報を提供すること

●関連性・・・製品と論理的な関連性があること

●根拠と参照・・・根拠となる参照情報を明記すること

●完全な約束をしない・・・環境負荷がゼロになることは
ありえないため、絶対的な表現を避ける

●コーズ・マーケティング(寄付連動型の製品販売)の際には、
対象となる社会課題と協働団体を明記する

発行後1年で20件弱の広告が、
ガイドラインに違反しているとして改善を求められました。

たとえばユニリーバの洗剤OmoのTVCMでは、
石けんを液体洗剤に変えることで節水になると主張していますが、
その根拠が示されていないとして、
該当シーンの変更指示が出されています。
http://www.pagina22.com.br/index.php/2012/12/o-cerco-ao-greenwashing/

また市民はグリーンウォッシュではないか?
と気になった広告の審査を同団体に
求めることができるようになっています。

私も日々の生活の中で、あれ?と思うような広告に出会うことがあります。

日本でもおかしいと思った際に審査を求める仕組みを作り、
NG事例を蓄積をしていくことで、
全体としての意識向上を図っていくことが必要だと強く感じます。

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