ママたちの授乳マラソン「ママトン」 公共授乳妨害に抗議

2013 / 4 / 5 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa

Matilda 6
photo by shingleback

今年1月、コスタリカの首都サンホセで、
公共の場での授乳を妨害されたことに抗議し、
facebookを通じて集まった乳児連れのママたちが
2時間以上に渡り授乳をするアクション「ママトン」が
開催されました。

Mothers stage breastfeed protest at Costa Rica mall
http://www.usatoday.com/story/news/world/2013/01/12/breastfeed-protest-costa-rica/1829609/
“Mamatón” en Costa Rica para defender el derecho a amamantar en lugares públicos
http://cnnespanol.cnn.com/2013/01/15/mamaton-en-costa-rica-para-defender-el-derecho-a-amamantar-en-lugares-publicos/

発端となったのは、1人の女性が
ショッピングセンターのフードコートで授乳していたところ、
警備員に授乳室に移動するよう注意されたこと。

「命令されたことに腹がたったし、女性であることが
悪いことであるように思わされた」
と女性がfacebookを通じて訴えたところ、
母親からコメントが数千件集まり、
今回のアクションに発展しました。

アクションの様子(写真)
http://peru21.pe/mundo/fotos-amamantan-sus-bebes-publico-protesta-contra-centro-comercial-2112310/2#foto-gal

ショッピングセンターは正式に謝罪をし、
母乳育児を奨励する政府も公共の場での授乳を
妨害しないよう通達を出し、大統領も
「授乳室は母親に選択肢を提供するためのものであり、
強制するために存在するわけではない」
とのコメントを発表しました。

米国では、州単位で公共の場での母親の授乳を
基本的人権の1つとして保証する条例がいくつもでできています。

日本ではきっと「マナー」で片づけられてしまうこの問題。

「人権」や「差別」の概念がわかりにくいとよく言われますが、
本を読んで勉強するよりも、
こうした事例や実際の体験を積み重ねていきながら、
感覚的に理解していくものだと私は思います。

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