持続可能なコスメは南米から Sustainable Cosmetics Summit開催 

2012 / 8 / 9 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa

Green Leaf of a Bio Plant in Nature
photo by epSos.de

世界中の化粧品・コスメ企業が集まって
美容業界の持続可能性について話し合う
Sustainable Cosmetics Summitが次回
9月にブラジルのサンパウロで開催されます。

Sustainable Cosmetics Summit
http://www.sustainablecosmeticssummit.com/Lamerica/

オーガニック製品に関する研究やコンサルティングを行っている
Organic Monitorが事務局を務め、
ロレアルやエイボン、P&Gなど、
世界中の化粧品・化学・小売・包装・認証業界から参加者が集まります。

今回の会議のテーマは、「生物多様性と倫理的な調達」。

原材料調達は世界的に関心が高まっている分野であり、
化粧品メーカーにとっては製品の原材料の供給源ともなるため、
避けては通れないテーマです。

ご存知のように、ブラジルは生物多様性の宝庫で、
近年、新たな製品開発を目的に
ロレアルやユニリーバ、ジョンソン&ジョンソンなどの企業が
現地に研究開発センターを相次いでオープンしています。

規制の議論はなかなか進んでいませんが、
個別の企業では色々な取り組みが出てきています。

ブラジルの化粧品最大手のナチュラ(Natura)は、
今年の世界で最も持続可能な企業の2位に選ばれており、
様々な生物多様性保全・調達プログラムを展開。

アニュアルレポートでは、事業を通じて生み出された
経済・環境・社会の側面のプラスとマイナスの価値を、
「Natura Value Chain」と定義し報告するなど、
独自のフレームワークでの取り組みは参考になります。

その他にも、化粧品第2位のグルッポボチカリオ(Grupo Boticario)や、
シムライズ(Symrise)やジボダン(Givaudan)などの香料メーカーも
現地で生物多様性保全・調達プログラムを展開しています。

会議では色々な事例の紹介もあるようです。
当日の様子はオンラインでは見られないようですが、
また何か情報があったらご紹介したいと思います。

こちらの会議、ブラジルの次は11月に香港で開催予定です。
日本からは花王が参加して事例を発表するほか、アジア特有の課題として
・動物実験(たとえば中国は化粧品の動物実験を義務化)
・ハラル認証化粧品(ブタ由来とアルコール成分を使わない化粧品)
・アーユルヴェーダと化粧品
などの議題も取り上げられるそうです。

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