長期の影響を懸念 若者の雇用環境に関する報告書

2011 / 10 / 28 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa

Sack the Government!
photo by Labour Youth

世界の若者の雇用情勢に関する報告書
“Global Employment Trends for Youth: 2011 Update”
がILOより発表されました。

ILO warns of a generation “scarred” by a worsening global youth employment crisis
http://www.ilo.org/global/about-the-ilo/press-and-media-centre/news/WCMS_165465/lang–en/index.htm

報告書によると、若者がパートタイムや
臨時雇用以外の仕事を見つけることがますます困難となっており、
そうした集団的な欲求不満が、各地で起きている
抗議活動の要因の一つになっているとしています。

若者の失業者の絶対数は、
2009年のピーク時7580万人からわずかに減少し、
2010年には7510万人、2011年は7460万人となる見通し。

ただし、これらの数値の減少は、
必ずしも若者が仕事を得て改善に向かっている、
というわけではないようです。

先進国では、学校に通ったり、
自宅で状況の改善を待ったりと、若者が労働市場から撤退。

南アジアやサハラ以南アフリカの低所得の国々では、
貧困のため低賃金でも働かざるを得ない場合が多い。
といった問題が指摘されています。

失業や不完全雇用といった短期の影響にとどまらず、、
将来の賃金低下や政治・経済体制に対する不信感といった、
長期的な影響が懸念されています。

このエントリーをはてなブックマークに追加