世界の「生物多様性」の認知度は?

2011 / 5 / 31 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa

sweet fragrant memories now
By daveeza

生物多様性(Biodiversity)という言葉。
日本では2010年のCOP10を機に、一般にも少しずつ知られるように
なってきましたが、世界ではどうなのでしょうか。

生物多様性に配慮した原料調達を推進するNPO Union for Ethical BioTradeが
米仏独英韓日ブラジルの各国1000人を対象に行った調査によると、
全体の70%が「耳にしたことがある」と回答しました。

また国連の生物多様性年(International Year of Biodiversity)を
耳にしたことがある人は全体の30%にのぼります。

bd_poll.jpg
消費者や企業による生物多様性への意識に関する調査
“Biodiversity Barometer”
http://www.ethicalbiotrade.org/dl/BAROMETREpourWeb_2011_EN.pdf

国別では特にブラジルやフランス、韓国で高い数値が出ており、
また収入レベル、教養レベルが高く、若い人ほど認知度が高いです。

国ごとの違いも特徴的です。
・ブラジルの人は自国が世界で最も生物多様性が豊かな国であることを知っている
・ドイツの人は生物多様性=オーガニックと狭くとらえる
・米国の人は人の多様性と混同しがち
・英国の人はバイオテクノロジーと混同しがち

全体の半数が生物多様性についてテレビやドキュメンタリーを通じて知ったと回答しており、
企業のブランド・コミュニケーションを通じて知ったと答えた人は8%。

24%が生物多様性による恩恵(自然の価値や原材料としての価値)などの
ポジティブなメッセージを受け取ったほうが
行動モチベーションにつながるとも答えています。

世界の美容関連企業トップ100社のうち、
生物多様性に関する報告を行った企業は13%から27%に増加と、
企業の対応も少しずつ進んでおり、生活者も約9割が
化粧品企業の原料調達について知りたいと答えています。

一方、化粧品企業が持続可能な方法で原料調達を行っていると
考える人は40%どまり。

生物多様性に配慮した製品を通じたコミュニケーションには
まだまだ工夫の余地があるといえそうです。

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