中国NGO訪問レポート第4弾 CANGO

2010 / 7 / 30 | カテゴリー: | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa

Syntaoのスタッフの紹介で、
NGOをネットワークするNGO CANGOを訪ねました。

cango_office.JPG

正式名称は

中国国際民間組織合作促進会
China Association for NGO Cooperation
http://www.cango.org/

CANGOは180以上のNGOをネットワークするNGOです。
92年にNGO登録をし、MOFCOM(商務部)がサポートしています。

中国のNGOには、大きく以下の3種類があります。

・政府系・登録NGO・・・政府に認定。監査機関も必要。
・草の根・登録NGO・・・市民組織で認定された団体。
・草の根・非登録NGO・・・会社組織として登録。または非合法で活動。

登録NGOは資金の流れなど透明性が高く、
情報公開もしっかりしているので、信頼もしやすいです。

しかし数ある団体の中、たとえば企業がNGOとパートナーを組もうと考えた際、
どこと協力するのがよいか、選ぶのは難しいところ。

そこで、CANGOは中国全土に広がる幅広いネットワークを活かし、
様々あるNGOの窓口の役割を果たします。

CANGOがコーディネート・管理を担い、、
ローカルNGOが実行を担当するという役割分担です。

その他にも、まだCSRの概念が普及していない西の地域で、
NGOや政府関係者、企業を招いてラウンドテーブルを開催し、
ニーズ調査や、コミュニティ開発・労働法のトレーニングを提供したり。

CANGOが中心となって、気候変動に関するNGOをネットワークして
CCCANを結成したり。

とても特徴的な役割を果たしているNGOです。

cango.jpg

このエントリーをはてなブックマークに追加

Sustainability Frontline もっと学びたい方へ

この記事で取り上げたテーマについてより詳しく知りたいという方は下記よりご連絡ください。より詳しい内容理解 / 勉強会でのライトニングトーク / 社内セミナーでの話題提供など、一緒に学びを深める機会を作っていきたいと思います。

    お名前
    メールアドレス
    企業名、団体名
    詳しく知りたい内容など

    プライバシーポリシーに同意する