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主に企業の視点から、国内・海外のサステナビリティをカタチにするためのヒントを紹介します。 事例の詳細リサーチやベンチマーク業務などもお引き受けしています。詳しくはこちらをご覧ください。-
ライター紹介
野澤 健 Takeshi Nozawa
取締役/チーフ・プランナーとして、主にコンサルティング/プロデュース部門を担っています。プロフィール小林 一紀 Kazunori Kobayashi
ENWのCEOです。JFSのマネージャーも兼任しています。
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Yearly Archives: 2010
動物と人間の交差点をデザインする建築コンペ

Photo by gripso_banana_prune
米国コロラド州で、動物と人間の交差点を
デザインする建築コンペが行われています。
the International Wildlife Crossing Infrastructure Design Competition
http://www.arc-competition.com/welcome.php
テーマは
「高速道路を野生動物が安全に横切る地上の横断歩道」
高速道路の建設により、動物の生息域が
分断されてしまうことが大きな問題となっています。
また米国では野生動物との衝突事故が
過去15年で50%増加しており、
年間8兆円の損失となっています。
これまでも動物の移動ルートを確保する試みは
各地で行われていますが、地下を通るものなどが多く、
一部の動物にとっては使いにくいものとなっていました。
今回、地上の設置を条件とし、
また自然条件が厳しい地域を設置場所とすることで、
他の場所でも適応できるような
優秀なアイデアが集まることが期待されています。
9カ国36チームの応募の中から、
すでに5チームがファイナリストとして選出。
1月に優勝者が発表されます。
エコドライブ促すToyotaのアプリ ”A Glass of Water”

photo by blmurch
車のダッシュボードに水が入ったコップを乗せて、
水がこぼれないように注意してドライブしよう。。。
楽しくエコドライブすることを促すiPhoneアプリ
”A Glass of Water” がトヨタからリリースされています。
Toyota Europe ”A Glass of Water”
http://www.aglassofwater.org/en
このアプリを使うと、水を入れたコップが表れ、
ドライバーは中の水をこぼさないように注意して車を運転します。
そうすることで、急加速や急ブレーキを抑えた
エコドライブをドライバーに促します。
アプリが走行距離や走行時間、平均時速、
アイドリング時間などを自動的に計測。
今回の運転で何ccの水がこぼれたかを計算してくれます。
このアプリを使って、燃料消費を10%減らす
チャレンジへの参加が展開されています。
トヨタのゼロエミッション・ビジョンの取り組みの一環として
楽しみながらユーザー参加を促すこのチャレンジ。
2010 Green Awardsも受賞しています。
http://www.greenawards.co.uk/
Nike アパレル製品のフットプリント計測ツールを公開

photo by (nutmeg)
製品のエネルギー消費量は?
廃棄物は?
有害物質の排出量は?
水の使用量は?
これら製品の環境負荷(フットプリント)を
計測することができるオープン・ツール
“Environmental Apparel Design Tool”が公開されました。
Environmental Apparel Design Tool
http://www.nikebiz.com/responsibility/nikeenvironmentaldesigntool
これはNikeが7年以上にわたって600万ドルをかけ構築した、
ウェブベースのソフトウェアです。
素材の種類や割合、オーガニックかどうかなどの項目を
入力すると、エネルギー・廃棄物・有害物質・水に関する
環境負荷が計測できるようになっています。

Environmental Apparel Design Toolより
2010年の南アW杯で提供された
100%リサイクルポリエスチル素材のジャージも
このツールを使ってデザインされています。
同社は今後、シューズの計測ツールや
水アセスメントツールも順次公開していく予定。
自社で蓄積してきたフットプリント管理のノウハウを
オープン・ソースとして提供し、
業界全体の取り組みを前に進めていくことを目指しています。
ステークホルダーを積極的に巻き込む新しい試みです。
UNAIDS報告書 10年で新規感染者数20%減少
国連合同エイズ計画(UNAIDS)から、
最新版のHIV/AIDSに関する報告書が発表されました。
それにによると、世界のHIVの推定新規感染者数は、
年間約310万人(1999年)から約260万人(2009年)へと
過去10年で約20%減少。
また182カ国の内、この10年間で少なくとも56カ国が
新規感染率を「安定」または25%以上減少」に成功しています。
特に若者における新規感染率が減少しており、
コンドームの使用などの安全な性習慣が浸透しつつあるといえます。
世界全体でのエイズ死者数も、
ピークの210万人(2004年)から、180万人(2009年)に減少しました。
しかし、世界のHIV新規感染者の69%が
サハラ砂漠以南のアフリカ地域34カ国に集中しており、
東ヨーロッパや中央アジア地域では、
新規感染率が25%増加している国が7カ国もあります。
HIV/AIDS対策では遅れているといわれる日本は、
どのように世界から評価されているのでしょうか。
ウォルマートに対する集団訴訟 最高裁の判断は?
米国でのウォルマートに対する
ジェンダー訴訟の行方が注目されています。
Wal-Mart vs. a Million Angry Women
http://bit.ly/haCgTT
2001年にウォルマートの女性従業員6名が、
昇進時の男女差別に対して訴訟を起こしました。
現在、運動は大きく広がり、
原告側は元従業員を合わせて150万人以上の女性が
被害にあっていると主張しています。
仮に集団訴訟と判断された場合、
雇用主を相手取った過去最大の集団訴訟となり、
ウォルマートは莫大な支払いを求められることになります。
今年4月には米第9巡回区連邦控訴裁判所が、
この訴訟を集団訴訟と判断。
現在進められている最高裁の審議に注目が集まっています。
他にも同様の集団訴訟をかかえる企業は多数あり、
GEやマイクロソフト、バンク・オブ・アメリカ、ゼネラルミルズなど
19社が連名で最高裁に嘆願書を提出。
最高裁の判断に注目です。
Posted in ダイバーシティを考える
Tagged GE, ウォルマート, ジェンダー, ゼネラルミルズ, バンク・オブ・アメリカ, マイクロソフト, 女性, 訴訟
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2020年までに森林減少をゼロに 400社のCEOが宣言

photo by Papa Goiaba
世界の消費財メーカー400社が参加する
Consummer Goods Forumが先月、
気候変動に関する2020年までの2つの大きな目標を発表しました。
CONSUMER GOODS INDUSTRY ANNOUNCES INITIATIVES ON
CLIMATE PROTECTION
http://www.ciesnet.com/pfiles/press_release/2010-11-28_TCGF_final_press_release.pdf
CGFは2009年に設立され、コカコーラやウォルマート、
ユニリーバ、テスコ、カルフールなど、
70カ国からメーカー・小売400社が参加し、
参加企業の売り上げ総額は約3兆ドルに上ります。
宣言した目標は、以下の2つ。
1.2020年までに森林減少をゼロにする
2.2015年までに代替フロン(HFC)使用をゼロにする
大豆やパーム油、牛肉や紙資源などの生産が
ブラジルやインドネシアなどでの森林伐採につながっています。
消費者に新鮮な商品を届けるための冷蔵輸送には、
温室効果の高い代替フロンが使用されています。
森林伐採、代替フロンの使用のどちらもが
温暖化の原因となっており、
メーカー・小売各社が取り組まなくてはいけない重要課題。
グローバルな企業連携による取り組みが始まっています。
パナソニックの会社に通勤しない働き方
パナソニックは会社に通勤しない働き方
「e-Work」を全社で推し進めています。
パナソニックが全社で推進する“会社に通勤しない“働き方
http://www.toyokeizai.net/business/management_business/detail/AC/44d9fe3b89229e6345806e00a736cc54/
特徴的なのは、特化した部署「e-Work推進室」を設けて
経営施策の一環としてグループ全社での活動としていること。
「e-Work推進室」は2007年に立ちあげられ、
制度設計や社内の意識啓発に取り組んでいます。
Web会議システム、スポットオフィスなどの環境の他、
仕事の計画書を事前提出する仕組みや
会社のPCをどうつなぐかというマニュアルも整備。
在宅勤務の年間利用者は5000人で、
アンケート調査では、
・7割が生産性が向上した
・半数が個人生活が充実した
と回答しています。
同社のサイトでは「e-Work」に関する情報が
採用情報のページに掲載されており、
優秀な人材を引き付けるブランドにもなっています。
ENWでも、会社に通勤しないのが「当たり前」な働き方、
実践中です。
ENW働き方ブログ
http://www.econetworks.jp/workstyle/
記事スポンサーから見るIBMの”Smarter Planet”戦略

photo by cote
私がよく見ているサイトに、
世界の新しいビジネスアイデアを紹介するSpringwiseがあります。
そこでトレーサビリティに関する
新しい動きの連載がなされており、
“a registration service for product recalls”
・登録しておくとリコールが起こったときに教えてくれるサービス
・企業の児童労働への取り組みを評価してくれるアプリ
など面白い内容が紹介されていたのですが、
ふと見るとクレジットにIBMのロゴが入っていました。
“Supported by IBM”となっていたので、
なんだろうと、気になって調べてみると。。。
IBMでは”Smarter Planet”をコーポレートビジョンに掲げ、
全世界でICT活用による地球規模の課題解決を目指しています。
“A Smarter Planet”
http://www.ibm.com/smarterplanet/us/en/
http://www-06.ibm.com/innovation/jp/smarterplanet/
金融・建設・都市・食糧・教育と幅広い課題が対象。
全てに共通のロゴフォーマットと
…
EU2020年目標に向けた企業イニシアチブ発足
EUは2020年に向けた成長戦略”Europe 2020″において、
Smart・Sustainable・Inclusiveの3つの成長と、
雇用・イノベーション・気候変動・教育・貧困に
関する5つの目標を設定しています。
Europe 2020
http://ec.europa.eu/europe2020/index_en.htm
この目標を達成すべく、先月末、企業によるイニシアチブ
“Enterprise 2020 initiative”が発足しました。
Global companies launch Enterprise 2020 initiative to build the responsible enterprise of the future
http://www.csreurope.org/press_releases.php?action=show_press_release&press_id=33
70のグローバル企業、27の欧州のビジネス協会、
CSR Europeの全てのメンバーが参加。
-変化する市場
-排除・孤立しない社会(インクルージブ・ソサイエティ)
…
実は男性もコーズ支援に積極的? PR Week調査

photo by Mo Kaiwen
女性の方がコーズに対する関心が高い・・・
なんとなくそう思ってしまいますが、
男性もコーズに高い関心を示す、という調査結果が出ています。
PRWeek / Barkley Cause Survey “PRWeek / Barkley Cause Survey”
http://barkley.s3.amazonaws.com/cause/2010/CauseSurvey2010.pdf
536人の米国人男性を対象にした調査によると、
・88%が企業はコーズをサポートすることは重要
・67%がコーズを支援しているブランドを使いたい
・55%がコーズを支援している企業の商品に高いお金を払ってもいい
と回答しています。
一方、企業のマーケティング担当者の4割は
女性全般をターゲットにしており、
68%は男性を対象にしたコーズ・マーケティングを
企画する予定はないとのこと。
また男性の関心が高いコーズは子ども/教育であるのに対し、
女性は健康/保健に対する関心が高いようです。
GPS機能などの最新技術をコーズ・マーケティングに組み込むと、
男性の反応が良い、との企業担当者のコメントも載っており、興味深いです。
その他のポイント:
・コーズ・マーケティングにおけるソーシャルメディア活用の重要性
・コーズに熱心に取り組むべきなのに取り組んでいない企業は
BP、Apple、Goldman Sachs
