水問題に取り組む国際的な円卓会議が発足

2009 / 9 / 7 | カテゴリー: | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa

先月ストックホルムで開かれた「世界水週間」にあわせて、
国際的な水問題に対する円卓会議(Global Water Roundtable)が発足しました。

http://www.worldwildlife.org/who/media/press/2009/WWFPresitem13366.html

増加する水不足への脅威や河川の汚染、
淡水水生生物の減少などの国際的な水問題の原因として、
水資源管理のノウハウ不足が指摘されています。

キーワードは、”Water Stewardship”。
水資源を育み育てる、世話役としての管理が求められています。

円卓会議は当面の目標として、
政府・研究者・企業のステークホルダーを巻き込みながら、
効率的な水利用に関する基準と認証制度の構築を進めます。

また制度完成後は、ウォーター・フットプリントの削減に
取り組んだ水利用者が評価される
仕組み作りを進めていくとしています。

運営はWWFなど7団体が担い、
JohnsonDiversey社が4年で1億ドルの資金サポート。

パーム油や漁業資源(MSC)など、WWFがこれまでに関わってきた
12の円卓会議のノウハウが活かされます。

NGOと企業が連携し、水問題への取組みを本格化させています。

このエントリーをはてなブックマークに追加

Sustainability Frontline もっと学びたい方へ

この記事で取り上げたテーマについてより詳しく知りたいという方は下記よりご連絡ください。より詳しい内容理解 / 勉強会でのライトニングトーク / 社内セミナーでの話題提供など、一緒に学びを深める機会を作っていきたいと思います。

    お名前
    メールアドレス
    企業名、団体名
    詳しく知りたい内容など

    プライバシーポリシーに同意する