アップル-CSRレポートを発行しないという決断

2009 / 1 / 19 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa

1月も半ばが過ぎ、2009年度のCSRレポートの企画の時期に入っています。
私たちエコネットワークスも、
現在数社のレポートの企画提案に向けて準備を進めています。

一方で、CSRレポートを発行しない、
という意思を改めて明確にしている企業もあります。

MacやiPodを出しているアップル社は、
As You Sowという環境グループから提出された
CSRレポートの発行を求める株主決議に対して、
その他の株主に反対するように求めた委任状の届出をしたそうです。
“Apple risks green makeover with CSR snub”
http://www.businessgreen.com/business-green/news/2233642/apple-hits-csr-reporting-row

デルやIBM、HPなどの競合企業は既にレポートを発行しており、
アップルは気候変動などのテーマについてのレポーティングが遅れ、
商業戦略的な理由からもCSRレポートを発行すべきである。
以上が、提出された決議の内容です。
apple.jpg
(右=Copyright アップル 環境レポート)

それに対し、アップル社の取締役会は、
すでにウェブサイト上で十分な情報開示をしており
新たなレポートの発行は付加価値を生まず、
時間と労力の無駄であると反論しています。

製品ごとの環境レポート
http://www.apple.com/environment/resources/environmentalperformance.html
サプライヤー・レポート
http://images.apple.com/supplierresponsibility/pdf/SR_2008_progressreport.pdf

日本はCSRレポートの出している企業数では世界一です。
これからは、「何のためのレポーティングなのか」が問われてきます。

北米では、ウェブの戦略的レポーティングツールsee-itなど、
新たなレポーティングの動きが見られます。

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