中国国有企業にとってのCSR

2008 / 3 / 11 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa

ちょっと今回のテーマからはそれますが、
中国のCSRに関係するニュースを見つけたので少し紹介できればと思います。

中国の国有企業を管理する国務院国有資産監督管理委員会が
今年1月に「国有企業のCSRに関する調査結果」を発表しました。
これは国内外でのCSRの議論の高まりを受けて、
2006年に始められた調査をまとめたものです。

記事はこちらから(英語)
CSR Asia Weekly Vol.4 Week 2 9/1/2008
www.csr-asia.com/upload/csrasiaweeklyvol4week02.pdf

現政権のスローガンである「和階社会(調和の取れた社会)」を達成するためにも、
また企業の持続可能な発展を実現するためにも、
CSRの要素は重要であるという指摘がなされています。

この中で述べられている、国営企業が守るべき8つの原則と、
実行すべき5つのポイントは以下の通り。

<守るべき8つの原則>
1、法律や規制に従った、誠実なビジネス
2、持続可能な収益の増加
3、製品とサービスの質の向上
4、資源と環境保護の強化
5、改革と技術発展の促進
6、労働の安全の確保
7、労働者の人権の保護
8、積極的なソーシャルビジネス、コミュニティビジネスへの参画

<実行すべき5つのポイント>
1、CSRに対する意識啓発
2、CSRの企業ガバナンスと戦略への組み込み
3、CSRレポーティングシステムの確立
4、海外のベストプラクティスの導入
5、CSR強化のための共産党によるリーダーシップ

この調査結果の原文はこちらからご覧になれます。

国务院国有资产监督管理委员会文件
国资发研究〔2008〕1号
关于印发《关于中央企业履行社会责任的指导意见》的通知
http://news.xinhuanet.com/fortune/2008-01/04/content_7364753.htm

こういった形で、政府が企業の社会的責任の履行を積極的に推進していく。
今後、中国ならではのCSRの発展が進んでいくかもしれません。

中国の情報はなかなか日本に入って来ないので、
定期的に「中国×CSR」に関するトピックをお伝えしていければと思います。

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