ENWカフェvol.1 「在日ムスリムの人々の暮らしとは」開催報告

2015 / 12 / 17 | 執筆者:EcoNetworks

12月8日、人形町の自然派ワインバーにて
ENWカフェvol.1 「在日ムスリムの人々の暮らしとは」を
開催しました。

エコネットワークスでは定期的に、私たちのお仕事仲間
つながりのある方をゲストにお招きして、
社会課題、働き方、ライフスタイルのことなど
サステナビリティに関わる幅広いピックについて語るENWカフェを開催しています。

今回ゲストにお迎えしたのは、
2002年から在日ムスリムの人々への取材を続け
2015年に本を出版された
フォトジャーナリストの佐藤 兼永さんです。

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「日本の中でイスラム教を信じる」佐藤 兼永さん 著

佐藤さんが在日ムスリムの人々への取材を始めたのは、
2001年の米同時多発テロがきっかけでした。

ムスリムへの風当たりが強くなる中で
日本に住むムスリムの人々はどうやってアイデンティティを保っているのだろうか
と取材を開始。
初めのうちは断られることが多かったそうですが、
次第に親しくなっていきます。

お話しながら見せてくださったたくさんの写真には、
在日ムスリムの人々の普段の暮らしが収められていました。

公園・学校などさまざまな場所での礼拝や
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女性がヒジャーブ(スカーフ)をして日本企業で働く光景
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町内会に出席して意見を述べる様子など
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何気ない風景が印象的です。
15年取材を続けてきて、
ムスリムの人々が次第に日本に根付き
地域との関わりが増しているように感じるそうです。

ところで「イスラム教徒の暮らし」というと、
1ヶ月に渡る断食や1日5回の礼拝、
豚肉やアルコールはNGという食事の制限がクローズアップされ、
一緒に働いたり暮らしたりするには何か特別な対応が必要だろうか?
と気になるところです。

しかし佐藤さんは「相手がしてほしいと言うことをするまで」だと言います。

というのも、イスラム教徒と一口に言っても、
信仰行為をどこまで実践するかは人によって様々であるだけでなく、
イスラム教の教えの解釈自体にも幅があるからです。

「イスラム教だから」と一括りにするのではなく、
相手の考えを聞いて尊重する。
人との向き合い方として当たり前とも言えることが答えでした。

今回の参加者の中には
イスラム圏への駐在や留学を経験した方もいらっしゃり、
現地でのお話を共有してくださいました。

佐藤さん、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

(文:近藤圭子さん  写真:佐藤兼永さん)

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