木村ゆかり インタビュー (その4)

2011 / 12 / 26 | カテゴリー: | 執筆者:EcoNetworks

硲:働き方に関して、一番よく考えることはどういうことですか? 働き方に関する課題は何ですか?

木村:主に在宅で仕事をしていますが、在宅の仕事は自分で自分を管理していくしかないので、時間の使い方をどう管理していくか、ということです。

それから、自分のスキルアップです。自分に力があればあるほど、いい仕事ができればできるほど次の仕事につながっていくと思いますが、上手くできないとそこで途切れてしまうこともあり、自分のスキルアップは欠かせないと思っています。例えば、ボランティアでジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS)のニュースレターを翻訳し、ネイティブの方にチェックしていただくことが勉強になっています。それから、翻訳の勉強会にも参加しています。勉強会で同じ方と何度かご一緒することで、一緒に仕事がしやすくなり、新しい仕事につながっていくこともあります。

 

硲:今後、個人として、プロフェッショナルとして、社会の一員として、どのような未来を描かれていますか?

木村:究極的に、子どもが子どもらしく遊んだり学んだりできる環境を作る、そして、それを子どもがまた次の世代に受け継いでいけるようにすることが、大人としての自分の役割だと思っています。

今、地球温暖化や原発震災など、大きな問題が山積みになっている状況だと思います。それをどうやって解決していくのか、その方法がなかなか見えないのですが、諦めずに、やれることが一つでも二つでもあれば、それをやっていきたいと思っています。

例えば、食事については、玄米菜食が放射能の対策としてよく言われているようですが、それが地球に与える負荷を下げることにもつながっていると思います。それを強制的に下げさせられたのが、今回の原発震災かと感じています。肉食にしても、これがどんどん増えると環境資源をたくさん使い、地球への負荷が大きくなっていきます。人間、肉ばかり食べなくても実は大丈夫だと思います。地球に負荷をかけない暮らし方をせざるを得ない状況になっていると思います。いくら問題が大きく見えても、そういうことを自分で一つずつ考えながら、これができる、これはこうしたらいいと、諦めずに、自分ができることを一つひとつやっていきたいと思っています。

仕事については、エコネットワークスの考え方に共感しており、ここで働いていきたいと思っています。それと共に、環境に関する情報発信をしているJFSのようなところで自分の力を出せることもうれしいことであり、これもどんどん続けていきたいと思います。

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