千田智美さんインタビュー(第1回目)

2013 / 3 / 2 | 執筆者:EcoNetworks

本日は、運営パートナーの千田智美さんにインタビューさせていただきました。

インタビュアーは、2012年12月11日 千田さんのご自宅@東京と、インタビュアー大田朋子の自宅@スペインをつないでスカイプで実施しました。

 

○  千田智美さんのプロフィール:

秋田県横手市出身。在学中から翻訳・抄訳(英日)、海外情報のリサーチ、英語学習書の編集などの経験を積む。翻訳の仕事で出会った文書をきっかけに、サステナビリティに強く関心を引かれるようになり、独自に勉強を始め、2010年秋からENWに参加。

(参考)http://www.econetworks.jp/teamsustainability/specialist/chidatomomi/

 

 

<インタビュー>


○  千田さん(以下敬称略)の現在のお仕事の内容など、自己紹介を兼ねて教えてください。

千田: お仕事は、翻訳や執筆、編集、リサーチなどが主で、高校生に英語を教えることもしています。英語が好きで勉強を続けてきて、それが翻訳の仕事につながり、翻訳からだんだんと広がって今に至ります。

 

○  フリーランスという働き方をされていて、ご自身が感じられるメリットは何ですか?

千田:私は、職人タイプというか、納得できるまでとことん追求して物事をやり遂げたいタイプなので、自分のペースでできるフリーランスの働き方が合っていると感じています。

効率ばかりを求められるのは苦手で、できることなら時間をかけて納得できるまでやりたい。会社だとそれは難しいのかなぁと思います。それから、私は、人の影響を受けやすく、近くで誰かがイライラしているとそれを自分のことのように感じてしまうところがあって。

 

大田: 会社で誰かが電話で怒鳴っていたりすると、やはり同じ空間にいるこちらも程度の差はあれ感化されますものね。

千田: そうそう、そういうことがあるともう、ペースが乱されたり、心の乱れが仕上がりに表れたりします。一人でいたほうが仕事に集中できるように思います。

あと、会社だと向いてないこと、やりたくないこともやらないとだめですが、断りたければ断れるのもフリーランスのいいところだと思います。仕事のときも常に自分でいられると感じています。

 

大田:自分らしく働こうと思ったときにフリーランスのほうが合っていたんですね。

 

千田: 実は会社に勤めていたこともあるんです。もともと身体が丈夫でないこともあって、週5日も満員電車で会社勤めをするのは無理だろうなぁと昔から思っていたんですが、ただ、フリーで行くにしても「一度はどこかに就職しないと」という周りの強い勧めもあり、大学卒業後、一度就職しました。

でも、それまでは個人としていろんな人たちと関わって、いろんな世界を見られたのに、急に会社だけの狭い世界になって、金魚鉢に入れられたような窮屈を感じました。私という一人の人間としてではなくて「◯◯会社の人」として見られるのも自分ではなくなったような感じがしました。それで2カ月でやめてしまったんですが、大学時代にお世話になった人たちの支えがあって、フリーランスで働くようになりました。

 

私は、たくさんのことに興味があって、自分の関心に沿ってあちこち動いていけるのもフリーランスだからできることだと思います。大学生の頃からさまざまな興味がある分野に足を踏み入れて、いろいろな人と関わったり、動いたりするのが好きだったので、今もそれが続けられて楽しく暮らしています。

 

日本の会社では今、「ワークライフバランス」という言葉を使うようになりましたが、悲しい言葉だなぁと感じていて。ワークの間はライフじゃないの?仕事をしているときは生きていないの?と思ってしまう。

 

もともと、実家が農家なこともあって、仕事と生活を分けて考えるという感覚がありませんでした。分けないとやっていけないような仕事はしたくないな、と思っています。

常に自分らしくいられるという点で、一人で働くフリーランスが合っているかなあと思います。でも一人すぎるとさみしいけど、今はエコネットワークスのおかげで適度なつながりもあり、いいバランスができています。

 

○  ご自身らしい働き方に思いを寄せられたときに、千田さんにはフリーランスというワークスタイルが合っていたんですね。千田さんにとってのフリーランスのメリットは今挙げていただきましたが、あえていうフリーランスという働き方のネガティブな点というか課題があれば教えてください。

千田:常に先が読めないことでしょうか。生活の不安はいつもあります。

でも、会社員でもスパンが違うだけで、それは同じかなぁと思っていて。常に不安でいるくらいのほうが、生きていく術を必死で磨いていけるので、逆に安定しているのかもと思うこともあります。

あと、エコネットワークスに参加するまでは、一人ぼっちで仕事をしていたので、いろいろな意味で広がっていきませんでした。

 

ENWの仲間と新事務所での一コマ

 

大田: 東京だと最近はシェアオフィスのような場所も増えていますよね。

千田:そうですね、シェアオフィスのような場所もあるけど、私は怖がりなのでそういう場所は苦手で。そういうところに出かけて行くよりは家で自分のペースでいるのが好きです。

エコネットワークスで出会う方たちはいい人たちばかりで、ありがたいつながりができたなぁと思っています。それぞれの想いを持って一生懸命に取り組まれている方が集まっているので、視野も広がっています。

 

(千田智美さんインタビュー第2回目に続く)

 

このエントリーをはてなブックマークに追加