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2008年06月21日
シカ肉を食べて考えること
日本で、シカが増えているそうです。
テレビや新聞で取り上げられることも多く、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
東京の奥多摩や北海道、近畿地方など、各地でシカの増加が確認されており、農作物が食べられてしまったり、シカに下草を食べられて裸山が増え、豪雨の際に土砂崩れが発生するなどの被害が出ています。
(写真は奥日光のシカ)
「かわいそう」という声もありますが、実際の被害状況をふまえて、狩猟による個体数調整を行っている自治体が増えています。
今回はこのシカ増加についての取り組みの一つをご紹介したいと思います。
その取り組みとは…
「食べる」
シンプルです。
が、捕獲されたシカの体の有効活用としてだけではなく、ハンターの後継者増加への貢献も期待されています。
ハンターの減少は、シカ増加の要因のひとつとされています。シカ肉の利用対策を確立させ、食肉としての流通システムが整備されれば、ハンターのやる気につながり、ハンター人口が増え、個体数の抑制につながると考えられています。
また、低脂肪でタンパクやミネラルを豊富に含むシカ肉は、そのヘルシーさが有名です。フランスでは「ジビエ(狩猟による鳥獣肉)」のひとつとしてカモやウサギなどと共に料理に欠かせない存在だそう。
流通制度の整備の中で、シカ肉の素材としての魅力も見直されています。
北海道・阿寒町は、シカ肉利用については日本で最先端の場所のひとつです。
エゾシカバーガーやエゾシカシカシチュー、さらにエゾシカラーメンなど、食肉として様々にエゾシカを利用しています。

(写真はエゾシカシチュー)
エゾシカバーガーが食べられる「サークルハウス 赤いベレー」
シチューやラーメンを提供する阿寒町の民宿「ぎんれい」
また、知床エゾシカファームなどの会社ではシカ肉の通信販売を行っており、地域外でもシカ肉を流通させる試みとして注目されています。

株式会社知床エゾシカファーム
シカ増加の原因の一つとして、温暖化によって雪が減り、シカが冬を越せる場所が増えたこともあげられています。
人の社会へのシカによる被害、その一因に人の影響が見え隠れします。
「食べる」という行為を通して、人と自然との関わり方について考え直すことができるかもしれません。
投稿者 econetworks : 2008年06月21日 10:42
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